前ページからの続きです。
このページで紹介する内容は、細かい内容もありますが、両社の「ちがい」が比較的よく分かると思います。
通信容量の「節約モード」やギガのマイル「パケットマイレージ」など
UQモバイルの「節約モード」
UQモバイルでは、「ターボ機能」と「節約機能」をスマホのアプリやウィジェットで簡単に切り替えることができます。
ターボ機能:「ターボ」というネーミングに惑わされてしまうのですが、こちらが通常の通信スピードです。(私の通信速度テストは、ターボ機能をONにした状態で測定しています)
節約機能:通信速度を抑えたモードです。節約機能をONにすると、「ギガ」の消費がカウントされなくなります。メールやLINE等のテキスト中心の通信でしたら、節約モードでも十分に使えます。
私は毎月のギガが余っている状況ですし、切り替えが若干面倒ですので、あまり使っていません。
実はこの前「何か少し遅いなあ」って思ったら、節約モードに切り替えたのを忘れてたことがあります。逆に言うと、節約モードでも、ヤフーのトップ画面やメールの読み書きぐらいでしたら、「少し遅い」ぐらいのスピードでつながります。ギガを全く使用せずに(=使いたい放題)通信できるので、少しでも安く大量の通信をしたい方にはお得なモードです。
尚、ワイモバイルでは、UQモバイルのような「節約モード」の機能がありません。
ワイモバイルの「パケットマイレージ」
ワイモバイルは、ヤフーのいろんなサービスと連携していることが特徴です。Yahoo!JAPANのサービスを使うことによって、マイルを貯めてギガを増やすことが出来ます。
UQモバイルの「節約モード」は、ギガの使用を抑える仕組みですが、ワイモバイルの「パケットマイレージ」はギガを増やすことができます。
具体的に、どのようにギガを増やすことができるのかを下に記します。
- Yahoo!Japanデイリーアクセスマイル
Yahoo! JAPANアプリまたはスマートフォン版Yahoo! JAPANトップページを利用することによって、一日一回マイルが加算される仕組みです。 - ショッピングマイル
「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」、または「ヤフオク!」で商品をご購入するたびに、マイルが貯まる仕組みです。
他にも、「Yahoo! JAPAN アプリ初回ログインボーナス」や「LOHACO初回購入ボーナス」等、初回だけ加算されるマイルなどもあります。
ヤフーのサービスを頻繁に使用する方には、パケットマイレージの仕組みは良いかも知れませんね。ただし、デイリーアクセスマイルはスマホプランSでは1マイル/日しか貯まりませんし、ショッピングマイルでも10マイル/回しかもらえません。
パケットマイレージの使える最低マイル数は80マイルから(0.5GB分がもらえる)ですので、デイリーアクセスを毎日実施して30マイル稼ぎ、ヤフーショッピングを月に5回以上する必要があります。
私としては結構ハードルが高いです。月に5回もヤフーで買い物しませんからね。。。
逆に、日用品の買い物などで、Yahooショッピングを頻繁に使う方でしたら、簡単に実現できる回数かもしれませんね。
通信容量(ギガ)の繰り越し
毎月、「使用する通信容量(ギガ)が一定」という方は少ないのではないのかと思います。
例えば、普段は自宅のWiFi環境で使用する時間が長いので、ギガの消費が抑えられていても、出張や旅行などで、外に出る機会が多い月は、一気にギガを消費しますよね。
そんな月のためにも、あまり通信しなかった月の「ギガ」が繰り越せると、ありがたいですね。
両社の比較をすると、以下の通りです。
UQモバイル:ギガを繰り越せる
Y!モバイル:ギガを繰り越せない
私としては、繰り越しできるかどうかの違いは大きなポイントの一つだと思います。ワイモバイルを契約しようとしている方は、よくお考えくださいね。
【関連記事】
UQモバイルでギガの繰り越しについては、別のページで詳しく紹介しましたので、興味のある方は御覧くださいね。
⇒UQモバイルで月末にチャージすると月初の通信容量はどうなるのか?
⇒UQモバイルの「おしゃべりプランS」は25ヶ月間2GB/月じゃないの?
使用できるスマホの比較
格安SIMに乗り換える時に、考える必要がある項目の一つですね。今までは、乗り換えるタイミングで新しい携帯やスマホにすることが一般的だったと思います。格安SIMを使う場合は、選択肢が以下の3通りぐらいに増えるのではないでしょうか?
- 今まで使ってきたスマホを、引き続き格安SIMでも使う
- 格安SIMに乗り換えのタイミングで、格安SIMから新しいスマホを購入する(or格安SIMから無料で本体をもらう)
- SIMフリーのスマホを新品or中古で購入して、格安SIMで使う。
1または3の場合は、格安SIMと契約する際には、「SIMカード」だけを購入することになります。
UQモバイル
UQモバイルでは、Andoroidのスマホで「本体無料&手数料無料&キャッシュバック付き」のキャンペーンを実施している点が、ワイモバイルに比べて有利な点です。「最新のAndroidスマホに興味がある」「iPhoneに飽きた」「iPhone高すぎ!」などと、お考えの方(正に私がそうです♪)には、一度検討の価値があると思います。
このサイトでも、Android系の端末の情報を他のページで紹介しています。
⇒HUAWEI P10 Liteを手数料無料&キャッシュバック&本体実質無料で入手する方法
⇒UQモバイルで「Zenfone4」「Zenfone4 Selfie Pro」がお得に購入できます
一方、iPhoneですが、UQモバイルはiPhoneにあまり力を入れていないように見えます(UQモバイルを使い始めて3ヶ月ちょっと使った私の正直な感想)
2017年現在、UQモバイルで使用可能なiPhoneはiPhone6sまでで、iPhoneX、8、7は動作確認出来ていません。
また、マニュアルやサイトを見ても、iPhone関係の情報は「取ってつけたような」感じで、分かりにくいですね。まあ、その点を補う使命感?に駆られて、私のサイトでは、iPhone6をUQモバイルで使うための様々な情報を提供してきましたが。。。
【2017.11.21修正】
ようやくUQモバイルで、iPhoneX、iPhone8、iPhone7の動作確認が取れましたね。
⇒UQモバイルで使えるiPhone&iOS11対応情報一覧
ワイモバイル
ワイモバイルでは、使用できるiPhoneのラインナップが充実していることが特徴です。
ただし、ワイモバイルで購入できるiPhoneはUQモバイルと同じく、iPhone6sとiPhoneSEです。
iPhone8やiPhone7などをワイモバイルから購入することができませんが、SIMフリーのモデルや中古のiPhone8やiPhone7などを購入して、ワイモバイルで使用することが可能です。
UQモバイルでは、iPhone6sが品薄の様子ですが、ワイモバイルでは今のところ安定供給されている様子です。iPhoneはソフトバンク系列の会社の方が供給量が多いのですかね。。
テザリング
テザリングとは、スマホの端末をWiFiルーターとして使う機能です。
例えば、外出時に自分のノートPCをスマホのテザリングを使ってネットに繋ぐ時などに重宝します。
通信のイメージはこんな感じです。
[インターネット]ー [スマホ]ー[ノートPC]
インターネットとスマホとの接続は3Gとか4G(LTE)の回線で接続します
スマホとノートPCはWiFi(無線LAN)の機能を使って接続します。従って、ノートPCはWiFi通信の機能が内蔵されているものを使うか、USB端子にWifiレシーバーなどを装着してWiFiを使えるようにする必要があります。
UQモバイル
UQモバイルでは「テザリング」の機能を使えます。
テザリングの機能とは別に、UQモバイルでは、Wi2 300というサービスがあり、ホテル、お店、駅などのWifiスポットに無料で接続できるサービスがあります。
Wi2 300を用いると、スマホをWiFiルーターとして使うことなく、直接PCやタブレット端末をWifiスポットに接続できますので、スマホの通信容量(ギガ)を消費しなくて済みます。
⇒公衆無線LAN(Wi2 300 for UQmobile)の設定
ワイモバイル
ワイモバイルでも「テザリング」の機能が使えます。
詳しくはワイモバイルのサイトから、
[サービス]ー[通信]ー[テザリング」でご確認ください。
ワイモバイルのサイトは、こちらからどうぞ
テザリング まとめ
両社共にテザリングの機能が使えますので、差はありません。
他のサイトなどを調べると、「ワイモバイルはテザリングができない」って紹介していたりするのですが、一部の端末を除いて、両社ともに現在は使える様子です。
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