UQモバイルとワイモバイルの比較 どっちがお得?(vol.2)料金プランに大差ないけど、通信速度の差は重要

スマホ業界・他社比較

前ページからの続きです。

それでは、UQモバイルとワイモバイル(Yモバイル)を、いろんな角度から比べてみることにします。

UQモバイルとワイモバイルの料金プランの比較

何と言っても、最初に気になるのは料金だと思います。

結論から言ってしまいますと、「大差ありません」。ですが、UQモバイルでは、申し込み方法を工夫することで、初期費用を安くすることが出来ます。

※料金については、全て税抜きの金額で比較しています。

初期費用(新規契約事務手数料)

 UQモバイルワイモバイル
初期費用(新規契約事務手数料)3,000円3,000円

両社とも3,000円の初期費用がかかります。

ただし、UQモバイルにはキャンペーンを利用することによって、初期費用(新規契約事務手数料)を0円にする方法があります。ワイモバイルには、初期費用(新規契約事務手数料)を無料にできるようなキャンペーンを見つけられませんでした。

一年目の月額の料金プラン

次に、月々の料金について比較しました。まずは、一年目の月額の料金です。

 UQモバイルワイモバイル
プランS(2GB)1,980円1,980円
プランM(6GB)2,980円2,980円
プランL(14GB)4,980円4,980円

二年目以降の料金プラン

 UQモバイルワイモバイル
プランS(2GB)2,980円2,980円
プランM(6GB)3,980円3,980円
プランL(14GB)5,980円5,980円

三大キャリアの横並びだった料金体系の歴史を、格安SIMキャリアでも踏襲しているのか(!?)全く同じ料金プランというもが笑えますね。

また、両社ともに1年目は安く設定して、2年目以降は高くするという料金設定になっています。乗り換えするユーザーしか優遇するつもりがない料金プランは、少し不満です。長い期間利用しているユーザーにもっと優遇するプランを考えてもらいたいものです。

私は皆さまに、わかりやすく比較して頂くために、「二年目以降」という表現にしましたが、正確には以下の通りの表現になっています。

UQモバイル:「14ヶ月目以降」
ワイモバイル:1年目の定義が「利用開始翌月から12ヵ月間の料金」

結局は同じ期間のことを言っていると思います。

「UQゼロ学割」とワイモバイルの「タダ学割」

2017年12月に入ってから、ワイモバイルが5歳から18歳を対象に「タダ学割」を発表しました。

「タダ学割」は、12月に申し込めば、来年の3月までの月額基本料金が無料、1月以降も5月までに申し込めば3ヶ月間月額基本料金が無料になる特典がつくキャンペーンで、大変お得です。

ワイモバイルが「タダ学割」を発表した直後に、UQモバイルは「UQゼロ学割」を発表し、ワイモバイルに追随する状態となっています。

詳しい記事を別のページで紹介しましたので、興味のある方はどうぞ。

「UQゼロ学割」の特典内容は、Yモバイルの「タダ学割」とそっくり。スマホの欲しい小・中・高生は、これで親を説得しよう

音声通話

音声通話については、二社でプランのちがいが出ています。

 UQモバイル
おしゃべりプラン
UQモバイル
ぴったりプラン
ワイモバイル
プランS(2GB)5分かけ放題通算60分まで10分かけ放題
プランM(6GB)5分かけ放題通算120分まで10分かけ放題
プランL(14GB)5分かけ放題通算180分まで10分かけ放題

UQモバイル

UQモバイルでは、「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」を選ぶことができます。

「おしゃべりプラン」:5分間の国内通話がかけ放題となります。

「ぴったりプランS」:60分間の国内通話が付いてきます。例えば、15分ぐらいの通話を月に2、3回するという人にはフィットするプランですね。

以上、UQモバイルでは、2種類の通話プランを電話の頻度と通話時間に合わせて選ぶことが可能です。



ワイモバイル

ワイモバイルは、10分間の国内通話かけ放題のプランのみです。

単純にかけ放題のプランだけを比較すると、UQモバイルの5分間に対してワイモバイルは10分間ありますので、ワイモバイルの方が有利なプランですね。

ただし、UQモバイルの「ぴったりプラン」の方が使い勝手が良いという方(=時々長電話するような人)もいると思いますので、ご自身の音声通話の状況に合わせて検討すると良いと思います。

最近は、LINEやFacetime等の無料音声通話アプリを使うケースも多いので、普通の電話の機能を使わないのであれば、それほど深く考える必要が無いと思います。

通信速度の比較

通信速度はスマホを使う上で、非常に重要です。ホームページやYoutube等の動画をサクサクと閲覧できるか否かは、通信速度(の実効値)に依存する部分が大きいからです。

料金プランは、目に見える形で比較できますので、両社の違いがハッキリ示せるのですが、通信速度についてはカタログ値ではなく、実測値あるいは実効値が重要となります。要は、あなたが使用するエリアで、「実際に」どのくらいの通信速度がでるのか?ということです。

私は、現在UQモバイルを使用していますので、UQモバイルの通信速度については、何ヶ所かで測定した実測値をこのサイトにアップしています。

体感速度としても、auを使っていた頃と大差ありませんので、UQモバイルの通信速度は格安SIMキャリアの中で、かなり優秀だと思います。

一方、ワイモバイルについては、私が実際に測定することができなくて申し訳ありません。

ただし、ネット等で実際にワイモバイルを測定した情報を拾っていくと、平日の昼から夕方にかけての通信速度が、下りで10〜30Mbps程度である記事を多く見かけます。

以上のことから、UQモバイルとワイモバイルの通信速度は大差ないと思います。(個人的にはUQモバイルの方が速そうに見えますが。。)

尚、他の格安SIMキャリアでは、UQモバイルやワイモバイルと比較して、著しく通信速度が遅いケース(通信速度が10分の1以下)が見受けられます。契約する前に、キャリアの通信速度の実測値を調べておくことをお勧めします。

私自身がUQモバイルの通信速度を測定したものは、以下のページにまとめています。
UQモバイルの通信速度テスト(2017年7月26日)

【2017.10.31追記】
IT Media Mobileが定期的に各社の通信速度を測定しています。
UQ mobileが引き続き絶好調 夕方が全体的に少し不安――「格安SIM」の実効速度を比較(au&Y!mobile回線9月編)

この記事を読むと、UQモバイルの通信速度の安定感が際立っているように思います。下り速度を比較すると、ワイモバイルは、UQモバイルの約半分のスピードしか出ていません。逆に、「上り」はワイモバイルの方が良い結果が出ています。下りと上りで通信速度が逆転するのはちょっと不思議ですね。

実用上は、「下り」のスピードが大切だと思います。ネットや動画の閲覧は「下り」のスピードに大部分を依存しますからね。

それにしても、mineoは遅そうだなあ。使い物にならない時間帯がありそう。。

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