アップルはiOSの更新でiPhone6やiPhone7などの旧機種の動作速度を抑えたことを謝罪し、3200円という割安の価格で電池を交換してくれるって言っていますが、本質的な問題は別ですよね

iPhone

年末も近づいた12月28日、アップルはiOSの更新でiPhone6やiPhone7などの旧機種の動作速度を抑えたことを謝罪し、割安に電池交換することを発表しましたね。

12月30日の日経新聞3面の比較的目立つ位置に、この件に関する記事が取り上げられていました。

既に、アメリカのイリノイ州などでユーザーがアップルを訴訟するレベルにまで問題が大きくなっていますので、アップルとしては全世界に広まってしまったこの問題を早く収束させたいという思惑が垣間見られます。

アップル側は「(旧機種の)買い替えを促すようなことを意図的にすることは決して無い」と言っていますが、今となっては何とでも言える話ですので、真偽のほどは定かではありません。

このページでは、2018年1月2日現在アップルからリリースされている情報に基づき、今回のアップルのトラブル対応について感じたことを記しました。



iPhoneのバッテリー問題については、2日連続で日経に取り上げられました

12月30日に続いて、大晦日12月31日の日経新聞でも、本件に関する記事が取り上げられていました。

iPhone速度抑制で 日本も電池割引交換

〜電池交換が必要なiPhone6以降の旧機種について、保証期間外の電池交換費用を8,800円から3,200円に引き下げる。対応は2018年12月までで、詳細は近日中にホームページで公開するとしている。〜

2017年12月31日 日本経済新聞朝刊5面より一部転載

この記事を読んで、アレッ??って思いました。

「あの〜、妻のiPhone6の電池交換をカメラのキタムラで頼んだ時は、10,908円もかかったんですよ。もしかしたら、アップルに直接持っていけば、8,800円だったの?? 2,000円近く損したかも。。」

ですが、我が家は人口が20万人にも満たない地方都市にありますので、近くにアップルのお店なんてありません。アップルのお店まで持っていく交通費を考えると仕方ないんですけどね。

一方で、妻のiPhoneと同タイミングで購入した私のiPhone6は、お店でバッテリーチェックしてもらった時には、まだヘタっていない様子でした。さすがに購入後2年半ぐらい経過していますので、遅かれ早かれバッテリーの交換時期に差し掛かると思います。

その時に3,200円で交換してもらえるなら、ラッキーだと思いました。

一刻も早く、3,200円で交換してもらって、その様子は皆さまに別途レビューしたいと思います。

あと、私が心配することでは無いのかも知れませんが、amazonなどでよく出ている格安の電池交換DIYツールを販売しているお店は、2018年の1年間は大打撃を受けることになりますね(タブン)。だって、アップルで3,200円で交換してくれるんですからね。

ちなみにこんな商品です。。

この商品は、2,000円で購入できる様子(Amazonの場合は需給に応じて価格が変動しますのでご注意下さい)ですが、DIYで電池交換する手間と、純正ではないかも知れない電池のリスクなどを考えたら、絶対にアップルで3,200円の料金で交換してもらった方が安心ですよね。

アップルがホームページ上でどんな謝罪をしているのかを確認してみました

アップルの本家本元のサイトで見つけた「A Message to Our Customers about iPhone Batteries and Performance」の記事を読んでみました。

アップルの公式サイト(英語)

https://www.apple.com/iphone-battery-and-performance/

2パラグラフ目の「Preventing unexpected shutdowns」では、「予期せぬシャットダウンを避ける為に、約1年前のiOS10.2.1のアップデートの時に、(さまざまなアプリの使用状況によって)電気負荷がピークになっている間の(iPhone内の)電源管理方法を改善した。」と書かれています。

肝心のアップデートした内容としては、

「一部のシステムコンポーネントの最大性能を動的に管理する。ユーザーはこれらの変更を気づかないかも知れないが、アプリの起動時間が長くなり、パフォーマンスが低下することがある」とのことです。

最初の一文の「最大性能を動的に管理する」という内容が分かりにくいかもしれませんが、今までは動的でなく静的だったのでしょう。おそらく、アプリごとに一律に定められた条件で最大パフォーマンスが出るような設計になっていたものと思われます。

それを「動的に」管理するわけですので、電池の劣化状態に合わせて、iPhoneのパフォーマンスを変化させ(低下させ)ていたものと私は解釈しました。

まさに、今回の「iOSをアップデートしたら、何か遅い(重い)」という、私の感覚をアップルが正式に認めた内容ですね。

さらに、この文章では、「新しい電池に交換したら、iPhoneのパフォーマンスは正常な状態に戻る」とあります。

さて、対象となったiPnoneは以下の通りです。

  • iPhone 6
  • iPhone 6 Plus
  • iPhone 6s
  • iPhone 6s Plus
  • iPhone SE

私の持っているiPhone6は見事に対象機種の一つです。

iOS10.2.1のアップデートがユーザーに好意的に受け止められたので、同様の改善をiOS11.2の時にiPhone7やiPhone7 Plusでも行った様子です。

従って、比較的新機種の部類に入るiPhone7でも、iOSを11.2にアップデートしたことによって、電池が劣化していると同様の速度低下の問題が発生するものと思います。

【2018.1.2追記】
日本語のアップルのサイトでも、本件に関する記事が掲載されていました。

アップルの公式サイト(日本)
https://www.apple.com/jp/iphone-battery-and-performance/




アップルが安く電池交換をしてくれるのは良いんだけど、本質的な問題は別のような気がします

今回の事件によって、安価に電池交換してくれるのは良いのですが、私が考えている問題はちょっと違います。

私がアップルに言いたいのは、

ユーザーが一番期待していることは、「バッテリーを安く交換してくれること」ではなく、「電池の性能が劣化しても、買った時の速度でiPhone6が動くようにすること」だということです。

バッテリーを交換したら、元のパフォーマンスに戻ることは理解しましたが、逆に言えば、交換したバッテリーがヘタってきたら、またパフォーマンスが悪くなるってことですよね。これでは、単に古いiPhoneを電池交換によって延命させただけですから、結局のところ、ユーザーが次の新機種を購入してもらうまでの時間稼ぎのように見えます。

アップルの記事でも、最後の所で「バッテリーの寿命に合わせてパフォーマンスを管理し、予期せぬシャットダウンを回避するなど、ユーザーエクスペリエンスをさらに向上させる方法に取り組んでいる」と書かれていますが、

結局のところ、「現段階ではバッテリーの劣化に合わせて、iPhoneを遅くすることに変わりないの?」って意地悪く解釈出来てしまいます。多くのユーザーが、バッテリーの劣化で「仕方ないな」って思うことは、充電回数が増えることぐらいですからね。

ぜひアップルには、電池の性能が劣化しても、買った時の速度で安定してiPhone6が動くように、原因究明をしてもらいたいと願います。

iPhone6が販売された当初は、今回のような問題が無かったことを考えると、何か変化点があるような気がしますからね。

そう言えば、妻のiPhone6は電池交換したんだった。

先ほど、妻に

「そう言えば、この前iPhone6の電池交換したよね。電池交換した後で、iPhone6速くなった感じした?」って尋ねたところ、

「え、特に速くなった感じしないけど。。。」

って言ってます。

うーーん、さらに謎だ。電池交換によって、何が速くなったのか。。。

あと、電池交換によって、iPhoneの動作速度が速くなったとしても、アプリ自体が重ければ、大して速度向上が望めないですからね。

現にYahooはiOS11がリリースされた後で、アプリ側の理由で速度が低下することがあることを発表しています。

一体、何がiPhoeの動作速度に一番影響を与えているのか、分かりにくいですね。。。

私みたいに、iPhone6が遅くなったことで、Androidスマホを買った人も訴訟できそうですね

私は今回のiPhoneの速度低下について、iOS11にアップデートした当初から、自分のサイトで指摘してきました

そんなタイミングで、ちょうどHUAWEIから秀逸なデザインのP10 Liteが格安でゲットできる情報を見つけたので、現在はスマホ2台持ちにしています。

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HUAWEI P10 liteは格安スマホに分類されるモデルだと思いますが、デザインも性能もiPhoneと遜色ない(それ以上と感じることもあります)ので、かなり満足しています。

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日本では、このようなケースで訴訟をすることは少ないのでしょうが、安価に提訴できる仕組みがあるのなら、裁判所を活用するのも社会勉強になって良いかもしれないと思いました。

 

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